Cloud9の新規受付終了に伴う代替について(3)Workshop for AWS Academy Learner Labで代替を試す

またまたしばらく空いてしまって、申し訳ございません。
本当は今日も激疲れているのですが、今日を逃すとまた来週になってしまう気がしまして、、
今回はこちらのブログの続きです。

Cloud9の新規受付終了に伴う代替について(2)AWS Toolkit for VS Codeのインストール - なかじまのブログ

 

以下のWorkshopでCloud9を使っていますので、それを今回インストールした「Visual Studio CodeAWS IDE Toolkits」で代替できるかについて実施していきます。

Workshop for AWS Academy Learner Lab (Cloud9/EC2/RDS/S3) :: Workshop for AWS Academy (C9/EC2/RDS/S3/SSM)

 

IntroductionとVPCの作成

IntroductionとVPCの作成は特に変更はないので、基本そのまま実施。リージョンはTokyoにしました。

 

Cloud9

続いてWorkshopではCloud9環境の作成に入りますが、現状はもうCloud9新規作成はできない状態となっていて、検索からサービスを選択した段階で以下の画面が表示されます。操作しているアカウントがすでにCloud9を利用しているアカウントであれば、この画面は表示されず、通常の画面が表示されるものと思われます。

なので、Cloud9の章はとばし、次へ進みます。

AWS CLIインストールとキーペアの作成

次にAWS CLIでアクセスキーの作成をしているので、AWS CLIをインストールします。
※これをしなくてもAWSコンソール上からやれば、後の作業はできそうですが、後々AWS CLIも使いそうなので。


AWS CLIは以下を参照しました。

AWS CLI インストール(Windows) #aws-cli - Qiita


そのあとAWS CLIでキーペアを作成して、ローカルに保存しました。


EC2 (Elastic Compute Cloud) の起動、しかし・・・

続いて、本題のEC2の起動です。まずはコンソール画面からEC2を起動します。
キーペアは先ほど作成したキーペアを設定します。

続いて、VS CodeからEC2にSSH接続します。
VS Codeから SSH接続するにはRemote-SSHという拡張機能が必要なため、インストールして接続実施、したが、エラーで接続できず・・・
原因不明なため、いったんEC2削除して、再チャレンジしてみます。

Cloud9の新規受付終了に伴う代替について(2)AWS Toolkit for VS Codeのインストール

なかなか時間がとれず、Cloud9の代替にVisual Studio CodeAWS IDE Toolkitsの2回目です。
1回目(計画)はこちら。

Cloud9の新規受付終了に伴う代替について(まずは計画) - なかじまのブログ


この中で今回はこちらの作業を実施したいと思っています。

AWS Toolkit for Visual Studio Code のインストール - AWS Toolkit for VS Code

 

Visual Studio Codeのインストール

まずはVisual Studio CodeをローカルPCにインストールします。
(この時点でWebベースのIDEであるCloud9の代替とは言えないかもしれない・・・)

Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows

 

続いてVisual Studio Codeの日本語化

VSCode | Visual Studio Codeを日本語化する

 

AWS Toolkit for Visual Studio Codeのインストール

次に「VS Code IDE Marketplace からAWS Toolkit for Visual Studio Codeをインストールする」を実施します。

Amazon Qのインストール通知が来ましたが、とりあえず、今回はスルー。
(いずれ、この辺も試したい)

 

(オプション)前提条件として、言語のSDKだったり、AWS SAM CLI、Dockerなどのインストールが記載していましたが、こちらもとりあえず、スルー。


AWSへの接続

この辺からAWSのページ「への接続 AWS - AWS Toolkit for VS Code」がばりばりの機械翻訳となり大変わかりずらいです。
とりあえず、今回は「IAM 認証情報で認証して接続する」を実施します。
AWSアイコンをクリックして表示されるAWS Toolkit サインインパネルで「IAM Credential」を選択します。表示される認証情報入力欄にあらかじめ作成しておいたProfile Name、Access Key、Secret Keyを入力して、Continueをクリックして、接続できました。


リージョンの変更

そのままだと、デフォルトのリージョン(Virginia)になっているため、リージョンを変更します。

メイン メニューの [表示] から[コマンド パレット] を選択して、コマンド パレット を開きます。

次にコマンドパレット内の検索ボックスで「AWS: Show or Hide Regions」を入力して、検索します。表示される「AWS: Show or Hide Regions」を選択して、表示されるリージョンのリストから、Virginiaのチェックを外し、Tokyoのチェックを入れて、OKをクリックします。

これでEXPLORERで表示されるリージョンがAsia Pacific Tokyoとなりました。

 

本日はここまで。

Cloud9の新規受付終了に伴う代替について(まずは計画)

AWS Cloud9とはブラウザ上でコードを記述、実行、デバッグできるクラウドベースの統合開発環境 (IDE) です。
今年2024年の7月あたりより(実はもっと前から受付中止になっているものもあるらしい)、このサービスを含めたAWS CodeCommitとAmazon CloudSearchなど多数のサービスの新規受付が中止となっています。
その辺の経緯は以下のブログなどで詳しく説明されています。

dev.classmethod.jp

本ブログでは経緯はとりあえず、おいておいて、これらのサービスが中止になることによる代替について、(できれば)実機で確かめていきたいと思っています。
まずはわたしが一番気になっていたAWS Cloud9について実施していきます。

Cloud9の代替サービス

AWSからはCloud9を代替するサービスとして「AWS IDE Toolkits」と「AWS CloudShell」を挙げています。

aws.amazon.com

AWS IDE Toolkits は、Visual Studio Codeなどの一般的な IDEAWS サービスを直接統合するオープンソースプラグインセットです。なので、Cloud9を代替するにはこのサービス単独ではなく、Visual Studio CodeAWS IDE Toolkitsをあわせて代替するかたちとなります。
AWS CloudShell は、AWS 管理コンソールから起動可能なブラウザベースのシェルです。
基本的には統合開発環境であるCloud9の代替をするには前者が適当だと思いまして、本ブログではVisual Studio CodeAWS IDE Toolkitsで代替する方法を実施していきたいと考えています。

実施する作業

AWSから有難いことに数多くのハンズオンやワークショップが日本語で公開されています。

JP Contents Hub

この中から以下のワークショップについて、Cloud9の代わりに、Visual Studio CodeAWS IDE Toolkitsで代替しようと考えています。

Workshop for AWS Academy Learner Lab (Cloud9/EC2/RDS/S3) :: Workshop for AWS Academy (C9/EC2/RDS/S3/SSM)

AWS IDE Toolkitsのインストールについては以下のドキュメントを参考に実施しようと考えています。

AWS Toolkit for Visual Studio Code の使用開始 - AWS Toolkit for VS Code

 

とりあえず、今回はここまでです。

今後投稿予定記事(覚書)

今後以下のような内容を投稿しようと思ってます。

  • S3の条件付き書込みについて
  • AWS Certificate Data Engineer Associate 受験体験記
  • Cloud9の代替について
  • CodeCommitの代替について
  • S3 Selectの代替について

Party Rockと生成AIの活用方法について

AWSブログにてAWS Summit JapanにおけるParty Rock展示について紹介されていました。

PartyRock 展示で見えた生成 AI の可能性 – 業務活用への道筋 (AWS Summit Japan 2024) | Amazon Web Services ブログ


PartyRockとはAWSが提供する“誰でも生成 AI のアプリケーションを作成でき、実験を通して学べる教育ツール” です。AWSアカウントなしで、テキストによる指示と画面操作だけで生成AIを利用したWebアプリケーションを作成して、それをほかのユーザに共有することができます。作成する際に、コーディング知識などは必要ありません。

AWS Summit JapanではこのPartyRockを使ってあらかじめ用意したアプリケーション体験したり、アイデアをその場でアプリケーション化したりできたようです。
(わたしはAWS Summit Japanには現地参加していたのですが、そこには行っておらず・・・)

今回のブログからでもPartyRock展示で紹介されたアプリケーションを実際に動かすことができます(Googleなどでサインインが必要)。「難しいドキュメントも博士と太郎くんが何でも解説アプリ」だったり「ビデオ書き起こし要約アプリ」などを実際に試すことができます。

 

正直なところPartyRock自体はよくできたすごいアプリケーションだとは思いますが、あくまでもPlay Groundであり、”実験を通して学べる教育ツール”以上のものではないと思っています。いろいろと制限があったり、細かい設定ができなかったりなど。

ただ、PartyRock展示で紹介されているアプリケーションなどは生成AIでこんなこともできるのだよ、という活用方法を示してくれています。また、生成AIでやってみたいことがあるのだけど、実現できるかどうか分からない、というときに試しに実施する場としてもPartyRockは最適なものではないかと思っています。

 

わたしも公開当初ちょっとだけ使ってみています。
以下のブログのまねをして、飼い犬と会話できるアプリを作成してみました。が、キャラ付けが難しく、うちの犬はこんなこと言わない、饒舌すぎるというものになってしまいました・・・

PartyRockを早速使ってみた! #AWS - Qiita

2024 Japan AWS All Certifications Engineersについて

なかじまは今年「2024 Japan AWS All Certifications Engineers」というものを受賞しています。その報告となります。

Japan AWS All Certifications Engineersとは

2024 Japan AWS All Certifications Engineersとは以下の条件にあてはまる方にAWSより表彰されるものです。詳細は公式ページを参照ください。

  • AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属
    私のようにAPN所属会社の子会社に所属している場合でも可能だったりします。詳しくは親会社のAWSパートナー担当に聞いてみましょう。
  • AWS 認定資格を全て保持している
    今年は12種類でした・・・また審査期間に有効である必要があります。なので、大体3年間(AWS認定の有効期間は3年なので)の間に12種類の認定資格試験に合格する必要があります。
    ※実際は上位の資格を取得すると下位の資格は自動で更新されるため、もう少しだけ余裕があります。

目指した理由

ぶっちゃけそれぞれの資格に会社から褒賞金が設定されていたため、というのが大きかったです。後はわたし自身がAWSというよりクラウドに全く詳しくない状態にも関わらず、クラウドの担当する部門に配属されてしまったため、勉強して、資格でも取得しないとという立場でした。

資格取得スケジュール

以下のような順番で取得しております(あまり一般的とは言い難い順番です)。当初はSAA,SAPとメジャーっぽいSpecialtyがとれればよいかなと思ったのですが、途中からいけるんじゃないかと思い1か月に一つのペースで受験、取得をしつづけました。

  1. Solutions Architect - Associate    SAA-C02    2021-11-28
  2. Solutions Architect - Professional    SAP-C01    2022-09-25
  3. Advanced Networking - Specialty    ANS-C01    2023-03-26
  4. Security - Specialty    SCS-C01    2023-04-29
  5. Database - Specialty    DBS-C01    2023-05-28
  6. Data Analytics - Specialty    DAS-C01    2023-07-02
  7. Machine Learning - Specialty    MLS-C01    2023-07-30
  8. SysOps Administrator - Associate    SOA-C02    2023-08-20
  9. Developer - Associate    DVA-C02    2023-09-24
  10. DevOps Engineer - Professional    DOP-C02    2023-10-29
  11. SAP on AWS - Specialty    PAS-C01    2023-11-26
  12. Cloud Practitioner    CLF-C02    2023-12-17

1か月に一度の試験はなかなか大変ですけど、逆にそれぞれの試験範囲は完全に分離しているわけではなく、結構分離しているため、忘れないうちに次の試験が受けれるのはよかったかもしれません。もう一度やれ、と言われてもやりたくないですが・・・

勉強方法

試験によってはよい参考書や問題集があったりしてちょっと異なりますが、大体以下のような感じで進めていました。

  1. 試験ガイドを確認する。
    AWS公式の試験ガイドが必ずありますので、最初に試験範囲をしるために確認します。
  2. 試験申し込みをする。
    次に、試験の申込をします。目標が定まって、逆算して勉強することになるからです。(逆にここまでというのがないとなかなか勉強できません・・・)
  3. 模擬試験を実施する。
    AWS公式の模擬試験(20問)が無料で受けることができますので、まず、こちらを受けます。どんな試験問題があるかを知るのと、自分の現在のレベルを知るために。(大体この時点ではひどい点数)
  4. 学習する。
    メジャーな認定資格(SAA,SAPなど)であれば、いろいろと参考書があるので、そちらを実施しました(今は動画などもありそう)。マイナーなSpecialtyでも、AWS Skill Builderで学習できるE-learning形式コンテンツがありますので、そちらは少なくとも実施しました。SAPぐらいまでは実践的な力が足りないことが分かり切っていたので、ハンズオン教育に参加したり、動画やセミナーに参加したりはしていました。
  5. 練習問題を実施する。
    基本はこちらをある程度できるようになるまで実施してました。AWSは比較的わかりやすい問題が多いとわたしは思っていますので(ほかのベンダ試験に比して)、問題からポイントとなる知識をとりだして、リストにして覚える、なんてことを実施してました。

受賞してよかったこと

AWS認定資格自体がそうなのですが、とったところで、何かできないことができるわけではありません(医師や弁護士などとは違う)。それはAll Certificationsでも一緒です。正直なところ、スキル自体もわたしのようにひたすら勉強した人よりも、現場で構築したり、トラブルに直面して悩んだり、試行錯誤した人のほうが高いと思っています。

ただ、All Certificationsを受賞したことで、会社のニュースリリースに載ったり、社内の勉強会の講師を頼まれたりなど、少しだけ社内における認知度はあがったかなと思っています。

これから目指す方に伝えたいこと

順番はちゃんと考えて決めましょう

各試験は結構重複しているので順番をうまくきめれば、それだけ勉強しやすくなります。当たり前ですが、初級から中級、上級の順番に勉強したほうがやりやすいです(わたしは失敗しています)。

試験の更新に注意しましょう

認定資格試験は定期的に更新されます。ちょっとした更新であることも多いですが、たまに前に購入した参考書が役に立たなくなるほど大幅に更新されることもあります。申し込み時にどのバージョンの試験を受けるか確認し、参考書や問題集がそれに対応しているかを確認しましょう(これもわたしは失敗しています)。

 

最後に

AWS認定資格試験は上にも書いていますが、比較的わかりやすい問題が多いとわたしは思っています。なので、ちゃんと勉強をすれば、合格という結果はだしやすい試験だと思っています。ただ、特に上位の資格試験はそうですが、何も勉強しないで合格できるほど簡単なものでもないと思っています。

そんな試験を12種類もとったのはそれだけ勉強して知識を身に着けることはできたと自負しています。ただ、これだけでは知識でしかないので、それが実践に活用できるようにしていければと、考えています。

 

本ブログについて

なかじまと申します。
私は、某SIer子会社の生産技術系の部署に所属していて、日々社内の生産技術の向上やパブリッククラウド(主にAWS)のスキル向上に取り組んでいます。
本ブログでは、AWSの基本的な知識から、より実践的な活用方法まで、幅広く掲載していこうと考えています。一緒にAWSを学び、スキルアップを目指しましょう!